これも先代が遺してくれた春の花。花が散った後も本体は姿を消すわけではないので「妖精」ではないようだ。長年放置された(放置したのは私なのだが…)ブッシュの中に見つけた時は特徴的な姿を異様に感じたものだ。大きな葉に似合わない小さくて地味な花。「ヒトには媚びません!」と宣言しているみたいではないか。学名をトリリウム(3つのユリ)と言い、葉やガク、オシベが3つまたは3の倍数になっているそうな。(我が家のエンレイソウは花ビラが無く、花びらに見えているのはガク)冷涼で湿り気のある所に群生するらしく、放置されても生き延びていたというのはこの地が適地だったからだろう。

その後、北米原産の株を手に入れたのがこちら。

白い八重咲きが見応えがある。シラネアオイとの距離を測り損ねて植えたため、毎年5月の中頃になると大きなシラネアオイの葉に隠れてしまうのが気の毒。

こちらは「北米産エレクタム」。某種苗会社から無発芽状態で購入。半信半疑で土の塊を埋め、忘れた頃に発芽し、それから2年後の今年花が咲いた。カナダあたりではこれが群生するというのだからさぞかし見事であろう。

北海道にはオオバナノエンレイソウという種があり、北海道大学の構内にも群生地があった。北大の校章もそうだし、生協のショップにはTシャツやらネクタイやらエンレイソウデザインが溢れていた。こんなに広く愛好されている野草も珍しいのではないか?

エンレイソウには大きな実がなるそうなので、実生で増やすことに挑戦してみたいものだ。