2016年は寡作の年でした。大晦日恒例の使用済み刺繍糸タグの記念写真です。

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2015年に比べ、圧倒的に少ないです。右側の塊が45周年記念展用のカーテンに使用したものです。ほとんどこれに掛かりっきりだったことや、その後、解放感の心地良さにどっぷり浸かっていた日々が思い出されます。カーテン作成にはまとまった数が必要だったので、止む無く現在のプロダクトのものを使いました。一方、左の塊は昔からの手持ちのもので、タグにも品格が感じられます。

捨てる前に記録を取ろうと思い立ったのですが、過去に処分してしまったタグの中にはこれ以外の種類もあったのかもしれません。

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一番左が日本に紹介された頃の花糸で、ギルドで作られていたのでしょうかギルドの頭文字「HF」印になっています。古いのでタグの糊が滲み出ています。この頃の花糸はふっくらと太くて1束36メートルもありました。古き良き頃の名品です。ロットによる色味の違いはこの頃からありましたが。

次も「HF」ブランドで、花糸という文字の下にメイドインデンマークやらコットン100%という説明が入っています。この頃は、タグが変わったことに気付きもしませんでした。花糸の将来に一点の翳りも感じていませんでしたもの。

中央が外注プロダクトに変わった時で、HFのブランドが消えています。長さも20メートルになってしまいました。私が一番お世話になった花糸であり、次のプロダクトに変わった時に慌てて買い溜めに走った花糸でもあります。でも気付くのが一歩遅くて、グリーン系が少ないのです。トホホ、トホホ。

次が、2番目のプロダクトの初期のもので、ガッカリさせられた代物です。(あくまで私見ですが。)細くてヨリも貧弱、1本刺し終える頃には糸が擦切れることも!色数は増えましたが、古い図案が好きな私にとって使う機会がありません。アースカラーやブルーが綺麗なのでオリジナル作品で楽しんでいる程度です。

右端が現行のものです。同じプロダクトですが品質は若干改良されたような気がします。

ヘムスロイド人口が減少すれば材料供給も細ります。これも時代の流れなのでしょうが、寂しい限りです。

古いタグを見つけて、古き良き時代を偲んでいる私です。